京都市立芸術大学が中心となり推進する「宙漆プロジェクト」を支援
2024年10月30日
東レエンジニアリング株式会社

東レエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:岩出卓、以下「東レエンジ」)は、公立大学法人 京都市立芸術大学(所在:京都市、学長:赤松 玉女、以下「京都市立芸術大学)」が主導する「宙漆プロジェクト」で使用する作品の素体を、当社の複合材3D造型機で制作し寄贈しました。
「宙漆プロジェクト」は、京都市立芸術大学で美術を学ぶ学生と名古屋大学・名古屋工業大学などの他大学で工学を学ぶ学生が協力してアートとテクノロジーの融合を目指す取り組みで、2022年に第一回目が行われました。具体的には、漆を使ったアート作品を成層圏(高度約30km)までスペースバルーンで飛ばし、地球光により漆表面に地球と宇宙が映し出されている様子を撮影・鑑賞することを目標としています。第三回目となる今回は9月19日に打ち上げが行われ、今回初めて当社製の素体が使用されました。

成層圏へ打ち上げるアート作品は、造形物の表面に漆塗りを施すことで制作されますが、東レエンジは、当社のコアシェル方式を使用した「炭素繊維(CF)複合材料用3D造型機」が有する「高強度・高剛性の造形物を製作することができる」という強みを生かし、アート作品をスペースバルーンに搭載するにあたって求められる「同じ作品を複数個用意する必要性」、「打ち上げ時、成層圏滞在時、着水時に加わる衝撃に対する造形物の耐性」などのニーズに対応することで、「宙漆プロジェクト」に貢献しています。
詳細は下記「宙漆プロジェクト」公式サイトをご覧ください。
東レエンジは、技術とエンジニアリング、ノウハウにより、ものづくりの現場への新しいソリューションの提供を通じて、社会に貢献してまいります。また、学生活動への支援と協力を通じて、次世代の人材の育成にも力を入れています。
■「宙漆プロジェクト」公式サイトへのリンク
https://soraurushi.studio.site/
■「宙漆プロジェクト」公式サイト内での東レエンジの紹介ページのリンク
https://soraurushi.studio.site/webkizi/xtorayengi
以上