工学系大学院での研究を応援する取り組み 修士研究応援「TRENG Support」の当選テーマを決定
2024年10月15日
東レエンジニアリング株式会社
東レエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、社長:岩出 卓)は、この度、工学系大学院(修士課程)での研究を応援する取り組み「TRENG Support」(トレンジ サポート)の当選テーマを決定しました。
第2回となる今回は、23校から37件の応募がありました。2023年に実施した第1回は15校からのご応募でしたが、今回は初めて応募いただく大学が半数以上を占め、ご関心・ご応募をいただく大学の幅が着実に広がる結果となりました。応募いただいた皆さまに感謝申し上げます。
3名の審査員による審査結果から6件のテーマを決定いたしました。今回の当選に関する詳細は以下の通りです。
- 当選テーマ名・応募者氏名(所属) ※記載は応募順。敬称略
- 「先進的原子間力顕微鏡を駆使した水電解ナノバブルの形成メカニズムの解明」
大橋 龍人(北海道大学大学院工学院材料科学専攻 環境材料学研究室) - 「次世代放熱基板材料を目指したヘテロ構造材料の開発」
宮内 健太郎(立命館大学理工学研究科機械システム専攻 材料科学研究室) - 「空孔の作用に着目したBCC鉄の水素脆化抑制元素の探索」
加藤 真也(京都先端科学大学大学院工学研究科機械電気システム工学専攻 M6 Lab.) - 「Car-T細胞療法の安全性向上を目指した細胞死誘導DNAナノポアスイッチの開発」
井澤 幸広(⻑岡技術科学大学大学院工学研究科工学専攻 ナノ・バイオインテグレーテッドシステム研究室) - 「心疾患タンパク質バイオマーカー検出のためのバイオセンサー実現」
能木 暢(早稲田大学大学院情報生産システム研究科 バイオ情報センシング研究室) - 「多層グラフェンを用いた赤外分析による高空間分解能異物検査技術の開発」
上村 祥大(慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 牧研究室)
- 「先進的原子間力顕微鏡を駆使した水電解ナノバブルの形成メカニズムの解明」
- 「TRENG Support」について
工学分野の大学院生の研究テーマを対象に社会的インパクト、独自性、工学的価値、表現力等を、3名の有識者の審査結果から6件を選出し、各50万円(総額300万円)を当選テーマの応募者が所属する研究室に寄付金として贈呈します。 - 「TRENG Support」 審査員 ※敬称略、順不同
神永 晉 東レ株式会社 社外取締役
竹内 佐和子 東京音楽大学 特任教授 東レエンジニアリング株式会社技術顧問
黒田 秀樹 CMディレクター 信州大学 特任教授 - 「TRENG Support」の募集分野と背景
日本の産業力の維持・向上および便利で豊かな暮らしとサステナブルな社会の両立には、工学系人材の更なる活躍が必要とされていると、当社は考えています。本取り組みでは、次代を担う工学分野の大学院生の研究を応援することで、社会に幅広く貢献することを目指してまいります。
以上