2018年6月13日

広報宣伝課

東レエンジアニリングは核酸合成装置の製造・販売を開始します。
-【新製品】核酸合成装置:TRS-500の上市と量産製造設備の開発について-

東レエンジニアリング株式会社(所在地:東京都中央区、社長:太田進、以下「東レエンジニアリング」)は、低分子医薬、抗体医薬に次ぐ次世代医薬として注目されている核酸医薬の製造をターゲットとした核酸合成装置:TRS-500を新たに開発し、6月27日から29日まで東京ビッグサイトで開催される展示会「第31回インターフェックスジャパン2018」に実機を出展します。また、現在核酸の量産製造設備の開発も進めており、防爆機能を備えた安全かつ高効率な核酸プラント設備のトータルエンジニアリングを目指します。

近年、核酸医薬は世界中で研究開発が盛に行われており、研究レベルだけでなく、量産レベルの核酸合成設備が期待されています。
今回東レエンジニアリングが発表した核酸合成装置:TRS-500は、20mLリアクタを持ち、研究から動物実験における核酸合成に対応し、「高い試薬利用効率」、「高い合成効率」、「GLP/GMP準拠」といった特徴を有します。さらに、東レエンジニアリングではこれまでの医薬品製造プラントの設計・建設の豊富な経験をもとに、現在1000mLリアクタを6台連結可能な防爆仕様の量産製造設備も開発中です。 (GLP/GMP:GoodLaboratoryPractice/GoodManufacturing Practice)

東レエンジアニリングはエンジニアリング会社としての医薬品製造プラントで培ったノウハウと実績を強みとして、今後大きく需要が伸びると期待されている核酸医薬市場において、安全かつ効率的な設備の提供を通じ、核酸医薬の普及に貢献します。

東レエンジニアリングは2020年度までの4年間を期間とする中期経営課題への取り組みを2017年4月1日にスタートしました。そのフォーカスポイントを“「E&M Innovation」最適なソリューションを提供します”とし、当社グループの重点分野を「IoT」(Internet of Things)、「LI」(Life Innovation)、「複合材料」、「検査」の4分野と定めました。本件は、「LI」の分野におけるソリューション提供につながるものと位置づけます。

以上

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