【新製品】 3Dプリンタによる造形品の強度予測ソフトウェアを開発しました
2016年4月18日
広報宣伝課
当社)は、このたび国産射出成形CAEソフトウェア“3D TIMON”を開発してきた技術を応用して、3Dプリンタによる造形品の強度予測ソフトウェアを開発しました
近年、3Dプリンタによる造形品は、試作段階での形状確認用に限らず、高精度を要求される航空機分野や医療分野でも利用が広まっています。従来からの当社のお客さまである射出成形関連メーカにおいても、従来の射出成形品や、切削加工で作っていた金属金型を3Dプリンタで造形する試みが増えてきています。、その一方で3Dプリンタによる造形は、造形時間が長い、専用材料が高額といったことが挙げられるほか、品質に関してはそり変形・残留応力が生じる(粉末焼結積層法)、強度の異方性が大きい(材料押出方式)と言った問題が指摘され、コンピュータシミュレーションによる対策立案へのニーズが高まってきています。今回当社は、プラスチック射出成形CAEソフト:「3D TIMON」(スリーディータイモン)の開発経験を元に、世界初となる3Dプリンタ造形品の強度予測を行うソフトウエアを開発しました。
3Dプリンタの方式は数多く、金属や樹脂粉末をレーザ光により焼結させる粉末焼結積層法や、材料押出方式、また古くから活用されている光造形法などがありますが、当社が開発したソフトウエアは、材料モデル等を変更することで、特定の造形方式に限定されることなく造形品の強度予測が可能です。
本ソフトウェアは、2016年4月20日から東京ビックサイトで開催されるMEDTEC Japan2016に出展します。