水質分析計高感度全有機体炭素自動分析装置(超純水用TOC計) High Sensitivity TOC Automatic analyzer
TOC-780
水質分析計 TOC-780
高感度TOC自動分析装置TOC-780は、純水・河川水等に含まれている全有機体炭素量をオンライン、あるいはオフラインで迅速かつ正確に自動測定する装置です。
TOC-780は、当社独自の技術で開発した連続測定方式で高速応答(90%応答5分)を実現した従来機種TOC-700シリーズをベースに高操作性、省スペース化を実現した装置です。
特徴
- システムブランクと校正液の希釈水補正によりTOC絶対値測定が可能。
- オートゼロ、自己診断機能により長期間安定な測定が可能。
- 湿式紫外線酸化/CO2検出方式採用のため連続測定で高速応答。
- 純水から河川水まで広範囲に適用可能。
用途
- 半導体製造業での純水の水質管理
- 上水道、製薬、食品、化学工業の水質管理
- スチーム ドレン等のプロセス管理
- その他一般純水の水質管理
測定原理
試料水はICスクラバで無機体炭素を除去した後、酸化剤を添加しUVリアクタで強力な紫外線照射により有機体炭素を効率良く酸化して、炭酸ガスに変換します。変換された炭酸ガスを赤外線分析計で濃度を測り、予め信号処理ユニットに登録してある炭酸ガスとTOCとの検量線からTOCの値が求められます。
機器仕様
型式 | TOC-780H | |
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測定レンジ | 0-1/10 mg/l | |
計測周期 | 自動連続測定 | |
応答時間(90%応答) | 5分以内 | |
測定方法 | 無機炭素除去 | 自動連続式酸性曝気法(連続式) |
全炭素量測定 | 自動連続低温湿式紫外線酸化-赤外分析法 | |
校正方法 | スパン校正 | フタル酸水素カリウム水溶液による手動校正 |
ゼロ校正 | 手動及び自動校正 | |
レンジ設定 | 手動設定、遠隔設定及び自動切替 | |
本体構造 | 自立キュービクルパネル、キャスター付き | |
寸法 | 600W × 550D × 1370H mm | |
質量 | 約150kg | |
標準液 | フタル酸水素カリウム水溶液 | |
繰返性 | ±2%フルスケール以内 | |
ゼロ安定性 | ±2%フルスケール/日以内 | |
スパン安定性 | ±2%フルスケール/日以内 | |
周囲温度変化 | ±2%フルスケール/℃以内 | |
計測値出力 | 外部出力 | DC4~20mA 負荷抵抗Max500Ω |
レンジ識別信号無電圧接点 | AC125V、2A | |
警報出力 | 異常時閉接点出力(AC125V、2A) | |
警報項目 | 測定値上下限 キャリアガス切れ 試料無し 試薬切れ(オプション) |
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試料条件 | オンライン測定 | 20~50KPa, 30ml/min以上 |
オフライン測定 | 常圧(自動吸引), 500~1000ml | |
試薬・用役 | 試薬 | リン酸溶液 5~5.5l/月 過硫酸ソーダ溶液 5~5.5l/月 |
キャリアガス | 窒素ガス 圧力 0.54±0.05 Mpa 消費量 14~34Nm3/月 |
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電源 | AC100V±10V 50/60Hz 約500VA | |
設置条件 | 屋内 動作時0~40℃(温度勾配10℃/時以下) 45%~85%RH(ただし結露しないこと) |
仕様は改良のため変更する事があります。
お問い合わせ先
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東日本 : (03)5962-9775
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