水質分析計全酸素消費量自動測定装置(TOD計) Automatic Total Oxygen Demand Automatic Analyzer

TOD-200シリーズ

水質分析計 TOD-200シリーズ

TOD-200

試薬不要で維持管理が容易

東レTOD自動分析装置は河川・湖沼・海域・工場排水等に含まれている全酸素消費量をオンライン、あるいはオフラインで迅速かつ正確に自動測定する装置です。
本装置は高精度で長期安定的な測定が実現できる当社独自のジルコニア固体電解質センサを用いた濃度差検出方式のTOD計で45年以上の技術と実績を基に経済性を追求し、簡単な操作、信頼性、保守性を一段と高めた画期的な装置です。

用途

発生源である高濃度領域から放流水や雨水などの低濃度領域まであらゆる試料と測定ポイントに対応し、長期安定した測定が実現できます。

特徴

  • 高価な試薬が不要で、維持管理が容易
  • 検出器には信頼度の高い特殊ジルコニアセンサを使用
  • 独自の触媒構成と前処理フィルターにより、高濃度懸濁物質を含む試料や海水試料も安定した測定が可能
  • 1台で8流路測定可能、オフラインでも測定可能
  • 各用途に対応した4機種をラインナップ

機器仕様

共通仕様 TOD-200シリーズ
測定レンジ 低濃度仕様 0-50~500 mg/L
高濃度仕様 0-500~5000 mg/L
測定モード オンライン オフライン(多流路仕様:ランダム測定可能)
測定周期 5分~(淡水仕様時) 6分~(海水仕様時)
測定方法 自動間欠式密封燃焼酸素濃度差検出方式
測定値換算機能 TODからCODまたはBODに換算機能内臓
(換算値=a+bx 係数a,bはお客様にて決定ください)
直線性/再現性 ±2.5%FS以内または±2.5mg/L以内でいずれか大きい方
ゼロ/スパン安定性 ±2.5%FS/日以内または±2.5mg/L/日以内でいずれか大きい方
周囲温度変化 ±2.5%FS/5deg度以内または±2.5mg/L/5deg以内でいずれか大きい方
計測値出力 DC4~20mA(負荷抵抗:0~500Ω)
通信出力 USB (オプション:RS-232C RS-485)
入力信号 無電圧接点、DC24V
項目:外部連動 測定停止 警報解除 多流路:流路別測定開始信号
出力信号 無電圧接点, AC125V 1A(抵抗負荷)
項目:保守中信号 電源断信号 外付けポンプ信号 計数信号 選択出力
測定値異常(選択出力) 上上限 上限 下限 下下限 多流路:流路別測定値異常信号出力
装置異常(選択出力) 温度異常 試料断 配管洗浄水断(重故障/軽故障に任意に割り当て可能)
(オプション:ガス圧力低下 試薬断 洗浄液水断)
その他オプション 記録計 自動校正機能 別置きプリンタ 電装部エアパージ
試料条件 ACF入口:0.05~0.15MPa、3L/min 以上、1~50℃
(常時40℃以上はご相談)
(本体入口:0.02~0.1MPa、500mL/min 以上、1~50℃)
オフライン試料量 100~200mL/3回測定
試薬(オプション) なし 
  • 配管洗浄で試薬を添加する場合は、2mol/L-HCLが必要
洗浄液 蒸留水
逆洗浄水 0.1~0.4MPa 流量:3~5L/min 1~50℃
(有機炭素/ゴミ等を含まないこと、試料に化学的影響を与えないこと)
配管洗浄水 0.02~0.05MPa 0.4~0.6L/min 1~50℃
(有機炭素/ゴミ等を含まないこと)
キャリアガス 0.3MPa 高純度窒素 約7Nm3 /月
(99.99%以上、有機成分、水分、ゴミ等を含まないこと)
電源 AC100V±10V 850VA 消費電力:約550W(多流路仕様:650W)
設置場所 屋内 1~40℃(硫化水素等腐蝕性ガス雰囲気を避けること)
外形寸法/質量 550(W)×538(D)×1430(H)mm(キャスタ70mm含まず) 約100kg
アンカー取付寸法 4-φ13 510(W)×457(D)
サービスエリア 前面/左右側面600mm(後面不要)

自動洗浄型フィルター

独自に開発した自動洗浄型フィルタは、円形のディスクとクリーニングブレードを重ね合わせた網目のないエレメントで試料濾過する前処理器です。 ACFエレメント部は、約100メッシュ(147μm相当)の目開きで試料に含まれる懸濁物質をキャッチします。

懸濁物質はクリーニングブレードにより かき落とされ、余剰サンプルの流れにより洗浄され、ドレインから排出されます。

また、エレメントの目詰まりを軽減させるために洗浄水を使用した逆洗浄機能やエレメントの通過時間を制御するオプションも用意しております。

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